本記事では、私が実践している10個の節約術をまとめたものです。
鬼滅の刃で出てくる呼吸術。水の呼吸、炎の呼吸、恋の呼吸など自分独自の呼吸術を持っているとしたら、私は確実に「節約の呼吸」でしょう。
節約の呼吸を使いこなすのには、多少の鍛錬に耐えなければいけませんが、慣れれば ”常駐化”(つまり常に節約ができる状態のこと)させることはだれでも容易です。
私は、FIRE(経済的自由と早期退職)を目指すため、この呼吸術を身につけました。貯金・投資への資金を最大化させるには、この呼吸術は最適です。
基本的なスタイルは、無駄を排除していくことです。より少ないお金で生活できるスキル。より少ないお金で楽しめるスキル。将来本当にやりたいことへのシフトため。
私は老若男女問わず、この呼吸術を身に着け、自分の価値観を再確認し、今後の生き方について参考にしてもらえたら幸いです。
目次
一の型:徹底的な支出管理で流れを把握
先月自分がいくら使ったか知っていますか?
知らない人は、もしかしたら20万円、30万円と高額のお金を使っているかもしれません。しかも自覚せずに。
私は、そんな恐ろしいことはできないので、毎月の支出管理は徹底しています。
支出管理とは自分のキャッシュフロー(お金の流れ)を知るためのツールです。
自分が何にお金を使っているのか、有効に使えているのか?無駄遣いとして使っているのか?再確認することができます。そして、私って実はこんなにもの買わなくても生きていけるんだなど、自分の価値観も知ることができます。
- 支出額の把握
- カテゴリーごとの無駄を把握し、排除
- 予算内でのやりくりへ
私は、すべてのステップを網羅して実施しています。苦手な人は、まずは毎月いくら使っているのか金額だけでも把握してみると意識が芽生えると思います。
私が支出管理に使っているものとしては、
①家計簿アプリ:お金を使うたびにすぐ入力できるため。カテゴリーごとの支出把握を常にできるようにするため。使いすぎ防止。
②エクセル:毎月の支出額をカテゴリーに入力し、年間の支出合計や平均、予算に対して黒字か赤字なのか目視できるようにするため。自分のキャッシュフローを客観視できる。
私は、月末に何にお金を使いすぎてしまったか知り、来月はどうしていくか削れるものがあるかなど改善していくツールとし使っています。
自分のお金の使い方を、PDCAサイクル(P計画、D:実行、C:確認、A:改善)で回すことで、無駄遣いしていないか、投資にお金は回せているかなど、自分のお金に対する価値観を把握する場にしています。
予算内に収まったときは、うれしかったりするので、支出管理すること自体は楽しんで行っています。
二の型:コンビニ・自販機は視界から消す
当たり前のようにコンビニや自販機使ったりしていませんか?コンビニや自販機は、富裕層が利用する場所です。あそこで日常的にお金を使っていたら一瞬でお金が消えると思っています。ですので、かれこれ2年ぐらいは、コンビニ・自販機は使っていません。
- 自販機で1本150円の飲み物を毎日1本買っていたら、年間55,000円
- 水出しの麦茶を水筒に入れて持ち出せば、年間300円
- コンビニ飯に:398円で1人分麻婆豆腐
- 自炊:90円で2人前は作れて満腹
コンビニ飯にしても、398円で1人分麻婆豆腐が売っていました。正直少ないし高いと感じました。
しかし自分で作れば、90円で2人前は作れて満腹になります。味は負けるかもしれませんが大した差があるとも思っていません。自分で作ってもおいしいですから。
こちらも圧倒的に後者のほうが節約できていると思います。
このようにコンビニ・自販機は知らぬ間にお金を搾取されてしまう場所です。なので私は、コンビニ・自販機を視界から消す能力を身に付け、そこで買うという選択肢を断ちました。
特に苦痛など一切感じません。むしろそれが当たり前になっています。案外2年も行かなくても生きていけるなと実証済みです。(現在進行形で利用していません)
一ヶ月だけコンビニ・自販機を視界から消してみることで、手元に残るお金が増えるかもしれませんよ?ぜひ、試してみてください。
三の型:お菓子・ペットボトル飲料・お酒の記憶を消す
お菓子おいしいですよね。ジュースやコーヒー毎日かかさず飲みたいですよね。仕事終わりのお酒はやめられませんよね。
大学生のときの私もそうでした。お金のことなど気にせず、そのときだけの欲求を満たすために散財していました。気が付いたら、財布のお金が無くなっていて、ATMでお金をおろすというのを繰り返していました。
毎日当たり前のように買っていると習慣化してしまいます。買わないといけないという気持ちになり、日々のルーティンに組み込まれてしまい、悪循環です。
日々の金額は大したことなくても、年換算すると結構な額になります。
- お菓子:毎日200円使った場合、年間72,000円
- スタバのコーヒー:毎日1杯330円使った場合、年間118,800円
- お酒:毎日ロング缶2本650円を使った場合、年間234,000円
実際年換算してみると、バカにならない金額になります。これを断つだけで圧倒的に貯金に回せたり、本来欲しかったもの・してみたかったことにお金を使うことができます。
なので、私は自ら嗜好品を買うという行為はやめました。いまではそれが当たり前になり、とくにストレスなど感じていません。買わないという習慣化が身についたとうことです。
節約の呼吸で、三の型を習得するのは必須です。まずは、浪費を断つ鍛錬を行いましょう。
四の型:自炊しか知らない
自炊ってめんどくさいと思われますが、案外楽しいですし、自分で作るとおいしく感じられるものです。
- 安く作れる
- 食べたいものを作れる
- 家を出なくていい
- 安心して食べられる
外食や外で買ってきたものですと、どうしても割高になってしまいます。手間代が入ってしまいますから。
外食中心の食費は、毎日1500円(750円×2食)だとすると、45,000円~50,000円ほどになってしまいます。
自炊中心の食費だと、だいたい10,000~20,000円に抑えられこともできますし、満足な食事をとれます。
後者に比べて前者のほうが、倍以上のお金がかかってしまいます。お金を手元に残したいのであれば、外食という選択肢はなくなります。
自炊というスキルを身に付けるとお金以外のメリットもたくさんありますので、ぜひ継続させてみてください。
五の型:お弁当忘れたらお昼抜き
四の型で自炊の話をしましたが、お昼もどうよう外食や買ったものを食べていません。毎日お弁当を持っていってます。
食堂など安く提供してくれているところもありますが、私にとっては割高です。
食堂だとだいたい500円ぐらいだとしたら、出勤日20日×500円=毎月10,000円になります。
私のお弁当の単価はだいたい100円未満です。ですので、20日×100円=毎月2,000円になります。その差、5倍です。
圧倒的に食費を抑えることができます。もちろん忘れたりしたら、昼抜きです。外食という選択肢はありませんから。死にはしないので大丈夫です。
私のお弁当生活としては、
- 土日にお弁当のおかずとご飯を1週間分作り置きして冷凍
- 朝に解凍して、お弁当箱に詰める
これだけです。毎朝わざわざ作るのはさすがにめんどくさいので、私は時短を兼ねてこの方法を実践しています。
これを続けるだけで、食堂を利用している人とお弁当を作っている人では、年が経つにつれ手元に残るお金の差は開きます。いまから始めることをぜひおすすめしたいです。
六の型:キャッシュレス・ポイントの最大活用
2019年、2020年は圧倒的キャッシュレスの年です。ポイント還元というのは、節約している人からしたらありがたい恩恵です。やらない理由がありません。
年間100万円支出した場合、現金で支払うと当然ポイントなどもらえません。キャッシュレスで支払いをした場合、還元率1%なら1万円分のポイントがもらえます。1万円は大きいです。
ここでもキャッシュレスに移行した人といまだ現金民族の人では、圧倒的な差が生まれることになります。ポイントが貯まりほしいものが買えたという行為もキャッシュレス利用者のみの恩恵です。
私のキャッシュレスとして利用しているものは、
- 楽天カード
- Kyash
楽天カードは、電気代やガス代、通信費など毎月支払わなければいけないものやネット通販で利用しています。そうすることで、毎月自動で支払われ、自動でポイントがついてきます。
貯まった楽天ポイントは、ポイント投資に回してさらに増やしてみたり、ポイントを利用してほしかった本を購入したりしています。ポイントのおかげで、人生の満足度が上がりました。
普段のお店などでの支払いは、Kyashというプリペイド式カードにチャージし、支払いをしています。還元率1%です。支払い方法もクレジットカードと同じ使い方でいいですし、QUICPayにも対応しているので、素早く支払いを済ませられるというメリットもあります。
なによりも時代の波に乗っているような感覚になれるので、使っていてうれしくもなります。
節約したいと思っている人なら、現金支払いをやめることから始めてみてください。
七の型:乗り換え
乗り換えるだけで、圧倒的に節約できるものはいくつかあります。生活の満足度はそこまで変わらないのにも関わらず、料金は低価格にすることが可能です。
- 軽自動車
車は、排気量が多い車は維持費や税金などが多くなりますが、軽自動車ならある程度は抑えられることができます。ただ移動という手段として車を使っている人なら、車にこだわらず軽自動車にすることでコストを抑えられます。
- 格安SIM
格安SIMも大手キャリアに比べれば、料金は1/2もしくは1/3に抑えられます。大手キャリアの平均利用料金は12,000円というのに対し、格安SIMの平均利用料金は3,500円です。特に差があるわけではないのにも関わらず、ここまでの金額差になるのはすごいです。乗り換えないのは、損したい人と思われても致し方ないと思います。
- 楽天電気
電力自由化で、自分の好きな電力会社を選べるようになりました。私は、最初中部電力を利用していましたが、途中で楽天電気に乗り換えました。
とくに電気の使う量を減らしたわけではないのですが、毎月の電気代が1,000円ほど安くなっていました。乗り換え自体は、Webで10分程度で簡単でした。
節約で電気代を安くしたという人は多いと思いますので、こまめに電気を消すという節約ではなく、楽天電気に乗り換えるという電気代の節約をしましょう。
QOL(生活の質)を下げずに、圧倒的に節約することができる呼吸が七の型「乗り換え」です。一回つかったら、その後は使う必要がないのでだれでも簡単に取得できる技ですので、ぜひやってみてください。
八の型:精鋭がそろえば、服はもういらない
私は、2020年は「服を買わない」という縛りを設けました。
理由としては2つあり、
- 服は高い
- いまある服で十分
オシャレするのは好きでZOZOTOWNでよくを買っていましたが、金銭的にはかなりの痛手と感じていました。
そこで考えてみて、「いまある服でも十分過ごしていける」と思い服を買わないことにしました。半年ほど経ちましたがとくに問題なく過ごせています。お金を使わずに済むので、気持ち的にも楽です。
この生活を続けてて思ったことは、服って案外お気に入りものしか着ないなということと、お気に入りの服は何年も大切に着ているなと思いました。
買ってみたけど、ちょっと自分に合わないなと思った服は着なくなります。本当に自分に合う服を取り揃えて、大切に着ていくことで、無駄な洋服代を使わなくて済みます。
シーズンごとに洋服を買い替えている人は、服への価値観を再確認することをおすすめします。
九の型:必要なもののみと幸せに暮らす
この型は、ミニマリストになるということです。
普段生活していて、毎日使っているものって案外少ないものです。それ以外の1ヶ月以上使っていないたいていのものは、不用品です。
ものにあふれた部屋で過ごしていると、知らぬ間にストレスがたまり、心に余裕というものがなくなってしまいます。「部屋の綺麗さは、心とリンクしている」と言わています。
- ものの管理がしやすくなる
- 自分の価値観を見つめ直せる
- 無駄にものを買わなくなる
- 掃除が楽になる
お金、時間、心にゆとりをもつことができる最強の型です。不要なものにお金をかけるのではなく、本当に必要なものに少しお金をかけ質の高い生活をしていくことで、幸福度は上がります。
この型は、単純に捨てるから始めれば習得できますので、ぜひやってみることをおすすめします。
十の型:平日はお金の存在を忘れる
極論節約するというのは、お金を使わなければ成立します。お金を使うからお金が貯まらない、単純な話です。
ならお金を使わなければいいということです。
しかし、お金を使わなければ、食べ物など生活していく上での、生活必需品というのは買えなくなります。ですのは、私が実践しているやり方は、「平日にお金を使わず、土日にまとめ買い」という方法をしています。
平日にちょこちょこお金を使っていると、支出管理もめんどくさくなりますし、余計なものまで買ってしまうリスクもあります。ですので、土日に必要なものをメモり、それだけを買いに行くことで、買い物をする工数、支出管理の手間など最小化することができます。
平日にお金を使うこといったらたいていお菓子やジュースを買ったりするぐらいだと思うので、それを三の型で相殺してしまえば、とくに平日はお金を使うということがなくなります。
使わないときは使わない、使うときは使うとメリハリをつけていくことで節約というのはうまくいきます。まずは、ノーマネーデーを設けてみることからおすすめします。
以上が、節約の呼吸10つの型でした。すべてを習得することは、最初は努力が必要かもしれませんが一回できてしまえばあとは習慣化し、当たり前にできるようになります。常駐化です。
そしてまた自分独自の型を習得し、さらにパワーアップしていくつもりです。
なにかしら参考になりました幸いです。
Have a nice save!