本記事では、さまざまな金額を年換算したものをまとめたものです。
毎日使っているお金、毎月使っているお金を年換算してみたことはありますか?
家計簿をしっかりつけて支出の管理ができている人ならわかるかもしれませんが、たいていの人は確認したことも、確認する気もないと思います。
年換算にしてみると、普段使っているお金がどれくらい失われているか、客観的に見えてくることでしょう。
そこで今回はあらゆるものを年換算してみます。これをみて、なにかの指標や改善、実行につなげられるものになれば幸いです。
1.支出の年換算
家賃
【毎月の家賃】 | 【年換算】 |
5,000円 | 60,000円 |
10,000円 | 120,000円 |
20,000円 | 240,000円 |
30,000円 | 360,000円 |
50,000円 | 600,000円 |
60,000円 | 720,000円 |
70,000円 | 840,000円 |
80,000円 | 960,000円 |
100,000円 | 1,200,000円 |
会社の家賃補助で5,000円や10,000円で住んでいる人とかは良く聞きます。
地方の一人暮らしだとだいたい30,000円~60,000円ぐらいになると思います。
東京に住んでいたら70,000円以上というのは当たり前になります。
家賃はどこに住んでいるか、広さなどで変わり、会社の福利厚生で家賃補助があれば家賃にお金をかけずに済みます。
家賃20,000円の人と100,000円の人では年間100万円もの差ができてしまいます。これでは圧倒的に金銭的、自由度が変わってきます。
引っ越して家賃を下げたり、福利厚生が充実している会社に転職したり、同棲したりと家賃を下げる努力をするだけでお金は手元に残りやすくなり、人生の自由度が上がります。
食費
【毎月の食費】 | 【年換算】 |
5,000円 | 60,000円 |
10,000円 | 120,000円 |
15,000円 | 180,000円 |
20,000円 | 240,000円 |
25,000円 | 300,000円 |
30,000円 | 360,000円 |
35,000円 | 420,000円 |
40,000円 | 480,000円 |
だいたい自炊している人は、10,000円~20,000円で食費は収まると思います。
外食中心にの食生活ですと、月に40,000円ほどかかってしまいます。
年換算するとその差、なんと35万円になります。35万円あったら年に4回旅行に行けたりできます。
外食している人が知らぬ間にお金が消えてぜんぜん貯金できないのは一目瞭然です。本気で節約したいのなら、自炊を習慣化することをおすすめします。
通信費
【毎月の通信費】 | 【年換算】 |
1,000円 | 12,000円 |
2,000円 | 24,000円 |
3,000円 | 36,000円 |
5,000円 | 60,000円 |
7,000円 | 84,000円 |
10,000円 | 120,000円 |
12,000円 | 144,000円 |
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の通信費は安くて5,000円、3年以上使い続けていると12,000円を超えることもあるでしょう。
一方、格安SIMの通信費はだいたい1,000円~4,000円ぐらいには収まると思います。高くなることはよっぽどありません。
大手キャリアの平均利用料金は12,000円、格安SIMの平均利用料金は3,500円とされています。年間での差額は、なんと10万円になります。
正直、大手キャリアだろうが格安SIMだろうが通信に差はそこまでありません。にもかかわらず年間10万円も損をすることになるのです。格安SIMにするのなんてショップに行けばすぐ変えられますので、後悔しないうちに早く格安SIMに乗り換えることをおすすめします。
嗜好品
【毎日の嗜好品代】 | 【年換算】 |
ペットボトル1本:150円 | 54,000円 |
お菓子やアイス:200円 | 72,000円 |
スタバのコーヒー:330円 | 118,800円 |
たばこ1箱:500円 | 180,000円 |
お酒ロング缶2本:650円 | 234,000円 |
全部:1,000円 | 360,000円 |
普段毎日当たり前のように買っているもの、年どれくらいのお金を使っているか把握している人はおそらくいないでしょう。
毎日のお菓子を買わないだけで、ちょっとしたブランド品、アップルウォッチ、最新のゲーム機を買ってもおつりがくるくらいです。
このように小さい価格のものでお金をあまり使っている感覚にさせないものを「ラテマネー」と呼びます。スタバで当たり前のようにラテを買うということです。
毎日だと気づきにくいですが、しっかり年換算することでなぜお金が知らぬ間に減っているのか、なぜ貯金がぜんぜんできないのかわかると思います。
毎日買っているなにかを辞めるだけでも、本当は欲しかったもの、してみたかったことができるようになります。当たり前をぶち壊し、お金を大切にしていきましょう。
2.貯金の年換算
【毎月の貯金額】 | 【年換算】 | 【10年後】 |
5,000円 | 60,000円 | 600,000円 |
10,000円 | 120,000円 | 1,200,000円 |
20,000円 | 240,000円 | 2,400,000円 |
30,000円 | 360,000円 | 3,600,000円 |
50,000円 | 600,000円 | 6,000,000円 |
80,000円 | 960,000円 | 9,600,000円 |
100,000円 | 1,200,000円 | 12,000,000円 |
150,000円 | 1,800,000円 | 18,000,000円 |
200,000円 | 2,400,000円 | 24,000,000円 |
毎月貯金すること自体は金額にかかわらず、素晴らしいことです。常に毎月貯金するという習慣がついていれば貯金なんてぜんぜん苦ではありません。
しかし、毎月貯金額が違えば年間貯まる額、10年後に貯まる額というのは、金額が大きく変わってしまいます。
毎月10,000円貯金するのと、毎月30,000円貯金していくのとでも、年間24万円もの差がひらきます。10年後には、240万円と簡単にはおいつけない額になってしまいます。
毎月貯められる額が大きくなれば、1年後、10年後に貯まる額も大きくなる。これは当たり前です。
自分が1年でどれくらい貯めたいのかによって、毎月の金額を決められます。例えば、1年で100万円貯めたいとなれば、毎月8万円は貯めなければなりません。なかなかきついかもしれませんが、先ほど年換算した家賃や通信費など普段使っているお金をもう一度見直すことで、なにを節約すればいいのかも見えてくると思います。
究極は年始めに去年の自分の手取り年収から、年間で貯金したい額を設定し、各支出を年換算した金額を出し振り分けて、なにを節約しなければいけないか、なにを削るべきかなど見えてくるはずです。
「年換算」するだけで見えなかったものが、見えるようになる方法ですので、普段の自分の給料や支出など年換算して、節約・貯金につなげてください。
以上、参考になりましたら幸いです。
Have a nice save!