本記事では、大学生でも投資を始める理由と最初に始めるべき投資の具体的な方法について解説していきます。
大学生から投資なんて早いのかな?
全然そんなことないです。
僕も24歳から投資を始めましたが、大学生から始めるべきだったと思っています。
- 大学生で投資に興味があり、いまから資産形成をしたいと考えている人
- 投資って具体的に何から始めればいいのか悩んでいる人
目次
大学生でも投資を始めるべき理由
- 投資はかけた年月でお金が増えていく
投資というのは時間をかければかけるほど増えていき、失敗しずらくなります。これを「複利効果」と言います。20年かけると元金の2倍以上になったり、50年かけると元金の4、5倍にだってなります。若いうちの時間も最大限利用することで、大きな資産を築くことができるからです。
【投資】20代で投資は勝ち組- マネーリテラシーを向上させられる
マネーリテラシー:お金に関する理解度
投資を始めると、毎日お金が増えたり減ったりと値動きします。なぜいまこんなに値上がりしているのだろう?→経済ニュース→知らない言葉ばかり→調べる・理解する→興味を持つ→さらに投資
投資を始めると経済について興味も出てきますし、その他お金に関する知識も自然と入ってくるようになります。マネーリテラシーを高めることで、無駄なお金かどうか判断できるようになりますし、今後の人生のマネープランも立てれたり、家族や仲間を助けてあげたりもできます。
- 投資からの配当などで新たな収入源を確保できる
本来お金を得ようとした場合、自分自身が労働しその対価として受け取ります。ですが、例えば株式投資をしていたら自分の労働関係なく持っている株数に応じて配当金がもらえます。つまり投資とは「お金がお金を生むこと」です。
自分が体調を崩したとしても、配当金は株を持っている限り入ってきます。自分の労働以外に収入源があるというのは気持ち的にも金銭的にもかなり楽になります。早めに投資からの収入源を確保してくことがいまの時代大切です。
【お金】収入の分散化をしよう- 詐欺に騙されなくなる
大学生だとお金がない→お金ほしさに危ないビジネスや投資にはしる→お金を騙し取られる
投資をしたことがないとそれが危ない話なのかよくわからない状態で失敗してしまうことをよく聞きます。投資をしていれば、相場を知ることができるのでリスクがあるのか、おそらく詐欺だろうと予測することができ、自分のお金を守ることができます。
- 早期の資産形成で将来が明るくなる
よく借金をしているとお金のことしか考えなくなるいいます。それとは逆でお金が貯まっていくと気持ち的に余裕が生まれます。嫌な仕事に就いてもお金があるからやめられるなど、自分が好きなこともできるようになります。
早期の資産形成こそ、自由への近道です。
初めての投資は「インデックス投資」一択
インデックス:市場の動きを示す指数に連動したものに投資すること
例えるなら、学校で毎月テストがあるとして、クラス全体の平均点が月ごとにどのように推移しているか示したものです。
- TOPIX:日本の東証一部上場しているすべての企業の株価の平均
- 日経平均株価:日本を代表する225社の株価の平均
- NASDAQ:米国で上場しているすべての企業の株価の平均
- S&P500:米国で上場している企業から代表する500社の株価の平均
- NYダウ:米国で上場している代表格30社の株価の平均、ダウ工業株30社ともいう
インデックス投資は市場の株価の平均そのものに投資をしてしまおうというものです。1つ1つの企業が伸びるかどうか予想しても外れることもありますが、市場全体をみると成長し続けています。
- eMAXISSlim米国株式(S&P500)
アメリカの優良企業500社に丸々投資することができ、過去の暴落を経てもなお、成長し続けています。楽天証券のランキングでも1位の投資信託で、迷うならこれに投資することをおすすめします。
- eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
こちらは全世界の49ヵ国の優良企業に分散投資されたインデックスファンドです。
世界の人口は年々増加しており、増加に伴い世界経済も成長していきます。アメリカのみでは不安と思う方はこちらを選択するのもありだと思います。現在は全体の55%がアメリカが占めています。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
こちらはアメリカの企業全体に丸々投資することができるインデックスファンドです。
- eMAXISSlim先進国株式インデックス
こちらは、先進国の優良企業に分散投資することができるインデックスファンドです。70%近くはアメリカを占めています。私は毎月こちらのファンドに投資をしています。
投資を始めるための具体的手順
注意点:20歳以上の人は証券口座・NISA口座を自由に開設できます。20歳未満の人は未成年口座で親権者の許可が必要になりますのでご注意ください。
- 楽天銀行へ申し込み
必要なもの:本人確認書類(免許証など)、楽天銀行アプリ
- 楽天証券に申し込み
必要なもの:本人確認書類(免許証など)、マイナンバーカードまたは通知カード
※投資をする際は、必ず「源泉徴収あり特定口座」を選びましょう。
- マネーブリッジを設定しよう
楽天銀行と楽天証券の口座開設が完了したら、銀行から証券口座へお金を自動入出金できるように設定しましょう。それをマネーブリッジと言います。
- NISA:少額投資非課税制度。
- 本来投資で得た利益には20%に税金がかかるが、NISA口座の範囲内なら税金がかからない。
- NISAには、一般NISAとつみたてNISAの2種類がある。
- 一般NISA:年間120万円まで×5年間の運用益が非課税
- つみたてNISA:年間40万円まで×20年間の運用益が非課税
ランキング一覧から探すのがおすすめ
※楽天カードを持っている人は、楽天カード決済がおすすめです。ポイントが貯まります。
おすすめは給料日の次の日です。自動で先取り投資になります。
- 毎月投資する金額を入力:現状自分がいくら投資にまわせるか算出して決めましょう
- 分配金コースは必ず「再投資型」:再投資型により複利効果を得られます
- ボーナス設定:ボーナスが出る月に多めの投資することをおすすめします
大学生でも、毎月の積立額を5千円でも1万円でもいいのでできる範囲でやってみましょう。
- 積立金額:33,000円
- 分配金コース:再投資型
- ボーナス設定:する
- ボーナス金額:2,000円
- 指定月1:7月(夏のボーナス)
- 指定月2:12月(冬のボーナス)
このように設定すれば、つみたてNISAの年間40万円満額を投資することができます。
設定が終わったらあとは自動で投資してくれます。ほかにやることはありません。放置することが大切で複利の力を最大限活かせます。
投資を成功させるためのルール
- 長期投資:長ければ長いほど複利の力でお金が増える
- 積立投資:ドルコスト平均法により、一気に大金を投資するよりリスクが少ない
- 分散投資:1社の会社だけに投資すると倒産するリスクがあるため、数多くの企業等に投資されているとリスクが少ない
つみたてNISAはすべて当てはまります
次に、複利効果を実感できるシミュレーションを見てみましょう。
- 毎年の投資額:40万円(月33,000円ほど)
- 運用期間:20年間
- 銘柄:米国S&P500インデックス
- 運用利回り:7%
- 投資元金:年40万円✕20年=800万円
- 最終評価額:1,720万円
大学生のうちからやっておきたいお金のこと
まずは大前提にお金を稼ぐことから始めましょう。お金の稼ぎ方には2種類あります。
【メリット】
- 時間内働けば必ずその分のお金がもらえる
- 会社の倒産するリスクが低いので安定して給料がもらえる
【デメリット】
- その時間内は働かなければいけないので、時間を縛られる
- 給料が上がりにくい、ほぼ上がらない
【メリット】
- 成果でお金が決まってくるので、収入の大きさが青天井
- 少ない時間の労働でも大金を稼げる
- 時間に縛りがない
【デメリット】
- 成功しずらい、失敗するリスクがある
- 給料が安定しない可能性がある
- 稼げるようになるまで時間がかかる
お金を多く稼げるのは後者のビジネス・副業ですが、稼げるようになるまで時間がかかってしまいますので、まずは安定してお金がもらえるアルバイトでお金を稼ぐことをおすすめします。プラスで副業にも挑戦しつつ成果が大きくなってきたら、ビジネスで稼いでいくのが理想です。
大学生は、アルバイトと副業の両立でお金を稼ぎましょう。
- 家計簿をつける理由:自分がいくら使っているか把握
普段自分が何にお金を使っているかわからないと恐ろしいことになります。
例えば、毎日コンビニで500円の買い物をしていたとして、1ヶ月で15,000円、1年で18万円になります。少額ずつお金を使っていると、あまりお金を使っている感覚がなく気づいたらお金がないということもあります。これを「ラテマネー」と呼んだりします。
さまざまな金額を年換算してみた【節約をするなら年換算で比較】- お金を使いすぎずコントロールすることができる
- 自分の生活費を把握できる
- 何にお金をかければよいか計画的になる
家計簿をつけるとっておきのアイテムは、「マネーフォワード」というアプリです。お金を使ったら金額とカテゴリー分けをして完了です。そして週終わりとかでもいいので使いすぎていないかチェックするだけです。
大学生から支出管理を徹底しておくことで、使いすぎず将来への資産形成につながります。当たり前のことですので、ぜひ今日からやっておきましょう。
もしものときにすぐ使えるお金は必ず貯めておきましょう。急な医療費がかかってしまったり、急な出費に対応できるお金を「生活防衛資金」と言います。
- 収入の3ヶ月分、もしくは生活費の6ヶ月分
- 月収20万円の場合:20万円×3ヶ月=60万円
- 生活費が15万円の場合:15万円×6ヶ月=90万円
大学生ですと月収も生活費も現状把握しずらいので、「50万円」を貯めておくのがいいと思います。貯金と投資を併用しながら貯めるのもありです。
マネーリテラシー:お金に関する理解度
マネーリテラシーが低いことで日本人は有名です。なぜなら学校では一切教えてくれず、自分から調べたり学ばない限りお金知識は身に付かないからです。
- 貯金をしている人の割合が多い
- 投資をしている人の割合が非常に少ない
- 金利を理解してないのでローンを組んで家や車を購入する人が多い
- 割高な保険に入っている人が多い
- 格安Sim、ふるさと納税、NISA、iDeCoなど優遇制度やサービスなどを利用しない
マネーリテラシーを高めていろいろなサービスや制度を利用するだけでほかの人よりも多くお金が手元に残り、投資に回しさらに増えるといったサイクルも生まれます。
YouTubeでもお金関する知識はタダで得られますし、本一冊読むだけでも今後の人生変わってくると思います。
さらなる投資
投資でハマるともっともっと投資をしたくなると思います。さらなる投資には下記3つがおすすめです。
- 増額:特定口座でさらにインデックスファンドを積み立てるか、安値に合わせてスポット買いをする
- 米国高配当株:配当金目的の投資をする
- 自己投資:スキルを身に付けて自分の市場価値を高める
私もつみたてNISAでインデックスファンドの投資以外にも②の米国高配当株を毎月買い付けています。
【米国株ポートフォリオ】2020年7月時点以上が、大学生でも投資を始める理由や最初に始めるべき投資の具体的な方法についてでした。
投資というのは案外簡単ものです。まずは知ること・やってみることが大切です。ぜひ今後の人生のために投資を味方につけていおきましょう。
Have a nice save!