本記事では、ケチと倹約家の違いについてまとめたものです。
あの人ぜんぜんお金使ってなくてケチだな~と思ったことありませんか?
女の人がお金を使わっていないと倹約してるなと思われ、男の人がお金を使っていないとケチと思われることがよくあります。
お金を使わず節約することはたしかにいいことです。しかし、節約しているとケチとひとくくりにしてしまうのが世間一般です。それは、世間一般の人が「ケチと倹約家の違い」をしっかり理解していないからだと思います。
給料が少なくて節約している人、目標を持って貯金を頑張っている人に対して、”ケチ”と言われるととても傷つきます。そんな経験がある人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、「ケチと倹約家の違い」について詳しく解説します。それで、自分や相手がケチなのかの判断材料にしていただきケチの人は倹約家へ、いま浪費しかしていない人はぜひ倹約家になることをおすすめします。
では、いきましょう。
1. ケチと倹約家の違い
「お金を使わない=ケチ」と思っている人は多いのではないでしょうか?
「普段自分は外食やコンビニをよく利用しているのに、あの人は一切外食もコンビニを使っていない!ケチだな~」など、相手が自分よりもお金を使っていないという自分基準で”ケチ”と判断してしまうのはよろしくないです。
- ケチ:無駄ではない支出や必要な支出を惜しんでお金を使わないこと。他人を巻き込んでほぼ全般の支出を惜しむ。
- 倹約:無駄遣いをなくすこと。必要と思うものにしっかりお金を使う。
例は下記のとおりです。
【プレゼント】
- ケチ:相手のことより値段しか気にせず安いプレゼントをする
- 倹約家:相手のことを考え必要だとか喜んでくれるものをプレゼントする。
【お店選び】
- ケチ:一番安いところを選ぶ。
- 倹約家:相手と自分が行きたいところ、身の丈に合っているところを合意して店を選ぶ。
【友達や恋人との食事の場所選び】
- ケチ:一番安いところを選ぶ。
- 倹約家:相手と自分が行きたいところ、身の丈に合っているところを合意して店を選ぶ。
【支払い】
- ケチ:1円単位の割り勘もしくは相手より少ないお金しか出さない。
- 倹約家:自分が食べた分はしっかり払う。特別な日の場合は惜しみなくおごる。
【大きな出費(家、車、結婚式など)】
- ケチ:一番安いものを選んで買おうとする。
- 倹約家:しっかり自分がどのような機能が必要か、身の丈に合っているかなどしっかり判断したうえで選ぶ。
【生活(同棲している場合)】
- ケチ:相手がお金を使うたびに注意してくる。むりやり安いものを使わせてくる。
- 倹約家:相手と合意したうえで、節約を一緒にする。必要なものは高くても買う。
【料理】
- ケチ:一番安いものをまずくても食べる。もしくは、食べさせる。
- 倹約家:安いものから工夫しておいしいものを作る。もしくは相手好みに工夫する。
上の例を見てもらえればわかりますが、ケチというのは基本的に金銭面しか見ていません。本質的な”相手”だったり”必要なもの”というのを無視して、自分のお金だけを守ろうとしている人です。
ケチだと基本的には嫌われる傾向があると思います。なぜなら相手のことは考えず、お金のことしか気にしていないからです。そして相手を巻き込んで不快にさせてしまうからです。
一方、倹約家は第一に相手や必要なもの・機能を考え、そのうえで身の丈に合ったお金を使っている人のことを言います。
倹約家は、普段の無駄遣いというものは断っていますが、大事なときや使うべきところではお金を使います。妥協しません。家電など買う時もほしい機能があるもの、ずっと使っていくことを考えていいものを買い、長く大切に使うというスタイルです。
まとめると、
【第一優先事項】 | 【第二優先事項】 | |
ケチ | お金 | なし(もしくは相手・必要機能) |
倹約家 | 相手・必要機能 | お金 |
自分がなにかを購入や支払いするときなどに、第一にお金のことではなく相手や必要な機能を考えて買おうとしているか考えてみて、自分がケチなのか倹約家なのか判断してみましょう。
2.倹約家を理解し、倹約家になろう
ケチと倹約家の違いは前の章で理解できたと思います。
普段無駄なお金を使わず倹約している人には、必ず理由があります。例えば、
- 給料が少なくて経済的に困難なため節約している
- 目標を持って貯金を頑張っている
- 大きい出費や老後のために貯蓄している
- 普段のちょこちょこした無駄遣いはやめて、使う時に使う(年に2回の旅行や月に1回の外食をするためなど)
上記のような理由があって普段お金を使っていない人たちを果たして、”ケチ”と呼べるでしょうか?
また、自分が上記の理由で倹約しているときに、”ケチ”と言われたらどう思うでしょうか?
だれにも迷惑かけず、自分の目標のため普段の無駄遣いをしていない人は、ケチではありません。
相手のことをみるとき、一切他人のことを考えずお金のことしか考えていないケチなのか、無駄遣いをせず頑張っている倹約家なのか、しっかり理解してあげましょう。
倹約家を理解できたら、自分も倹約家になりましょう。
- 無駄遣いしなくなるので、お金が貯まる
- 急な出費、大きい買い物には借金せず購入できる
- 工夫して生活するので楽しい
- 支出へのメリハリがつく
お金の価値観は人それぞれですが、一概にお金は大切です。生きていくためには必要不可欠です。
普段無駄遣いしてお金がないと精神的に不安になります。逆にある程度、貯金があったほうが心が安定します。
倹約家になることによって、使わないときには使わない、使うときには妥協せず使うという、支出にメリハリをつけれます。そうすることによって、貯金も貯まりますし、本当に欲しかったものや経験にお金を使えて、より幸福な人生を送れると思います。
ケチには絶対ならないでください。しかし、倹約家にはなってください。
”お金をつかわない”部分に関しては一緒ですが、お金のみ考えず、しっかり相手や自分にとって必要なものへ投資できるような倹約家になりましょう。
以上、参考になりましたら幸いです。
Have a nice save!