目次
毎月配当がもらえる銘柄・ETF 4選
【ETF】
- PFF(iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF)
- YYY(アンプリファイ・ハイ・インカムETF)
【個別銘柄】
- MAIN(メインストリート・キャピタル)
- PSEC(プロスペクト・キャピタル)
PFF / iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF
- 評価:〇
- 初心者が始めに買う高配当ETFにはよい
- 配当利回りは高いが、トータルリターンでみると他の銘柄より低め
- 株価上昇、増配は見込めにくい
PFFは、米国銘柄のうち優先株式に特化したETFになります。優先株式とは、株保有時の議決権をなくす変わりに配当額を多くもらえる株式です。
配当利回り | 5% |
トータルリターン | 5~6% |
時価総額 | 18,801,887,330USD |
運用会社 | ブラック・ロック |
構成銘柄数 | 510 |
経費率 | 0.46% |
設定日 | 2007年3月 |
PFFの構成セクター割合は下記のとおりです。半分以上を金融系が占めている特徴があります。
- 金融:55%
- 不動産:18%
- 公益事業:10%
- エネルギー:3.7%
- 資本財・サービス:3.5%
- 通信:3.3%
- 一般消費財・サービス:2.7%
- ヘルスケア:1.4%
- 生活必需品:1.2%
構成銘柄が500以上と分散が効いているおかげで、配当は比較安定しています。配当利回りも5%とETFの中では高めです。
株価は平常時横ばいですので、キャピタルゲインは基本狙えません。暴落には弱く、株価が下がりやすい特徴があります。
YYY / アンプリファイ・ハイ・インカムETF
- 評価:△
- ETFにも関わらず配当利回りは高いのが魅力
- 格付けが低いジャンク債などで構成されているためリスクあり
- 株価は右肩上がり、増配も見込めずらい
- 経費率が高い
YYYは、高配当のファンドやハイイールド債、ジャンク債など格付けが低い(BB以下)債券を中心に構成されたETFです。リスクが高い分、配当利回りも高いという特徴をもちます。
かつてはイールド・シェアーズ・ハイ・インカムETFと呼ばれていました。
配当利回り | 9% |
トータルリターン | 8~9% |
時価総額 | 380億円 |
運用会社 | YieldShares |
構成銘柄数 | 500以上 |
経費率 | 2.17% |
設定日 | 2012年6月 |
構成銘柄上位5銘柄は下記のとおりです。
銘柄 | 割合(%) |
BCX:ブラックロックリソーシズ&コモディティストラテジ | 4.96 |
USA:リバティ・オール・スター・エクイティ・ファンド | 4.47 |
DSL:ダブルライン・インカム・ソリューションズ・ファント | 4.35 |
JFR:ヌビーン・フローティングレート・インカムファンド | 4.34 |
NHF:ネックスポイント・クレジット・ストラテジーズファ | 4.32 |
配当は安定していますが、少しづつ減配しています。今後、減配していくのかが不安要素ではあります。
株価は右肩下がりです。コロナショック後からは回復してきてはいますが、他の銘柄に比べると回復は遅めです。
MAIN / メインストリートキャピタル
- 評価:◎
- 株価は右肩上がり、増配傾向、配当再投資込みのトータルリターンはS&P500より高い
- BDC銘柄のため暴落時の下落率は高い
MAINは、米国のBDC【Business Development Company】でいわゆる投資会社になります。主に年間1000万ドルから1億ドルの収入がある中小企業へ債券発行・株式投資を行っています。
配当利回り | 6~8% |
時価総額 | 2,136億円 |
上場 | NYSE |
URL | https://www.mainstcapital.com/ |
MAINのポートフォリオは下記のとおりです。
産業別・地域別に見ても広く分散されています。いうなれば、米国の中小企業に連動するインデックスファンドのようなものです。
- 機械産業:7%
- 航空宇宙・防衛産業:6%
- 建設:6%
- 医療:6%
- インターネットサービス:5%
配当は年々増配傾向にあります。しかしBDC銘柄になかでは配当利回りは低めです。
株価は右肩上がりですので、キャピタルゲインも狙える銘柄になります。しかし。コロナショックのような暴落時は下落率が高めですのでリスクがあることは注意しましょう。
【MAIN】メイン・ストリート・キャピタル BDC銘柄・毎月配当・S&P500超えのトータルリターンPSEC / プロスペクト・キャピタル
- 評価:△
- 配当利回りがトップクラスに高い
- 株価は右肩上がり、減配傾向
- BDC銘柄なので暴落時の下落率は高い
PSECも米国のBDC【Business Development Company】でいわゆる投資会社になります。未上場の企業へ投資、債権を発行することで利益を得ており、長期資本増加を目標としています。
配当利回り | 9~13% |
時価総額 | 2,486億円 |
上場 | NASDAQ |
URL | Prospect Capital Corporation (prospectstreet.com) |
PSECのポートフォリオは下記のとおりになります。
39産業・205の投資先に分散投資されており、上位3割は債権と不動産(REIT)になります。
- ローン担保債権:15.4%
- 不動産投資:14.5%
- カスタマーファイナンス:12.2%
配当は安定していますが、長期的にみると減配しています。今後も減配していくかが不安要素でhあります。
株価は長期的にみると右肩下がりの傾向です。コロナショック時の下落は大きかったですがそのあとの反発で上昇傾向にありますがどこまで伸びるか気になるところです。
【PSEC】プロスペクト・キャピタル 配当利回り11%以上のリスクあるBDC銘柄以上が、毎月配当金がもらえる米国高配当銘柄4選についてでした。みなさまの投資の判断材料になりましたら幸いです。
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