本記事では、楽天証券でBDC銘柄(ARCC、MAINなど)の米国株が買付停止になることについてまとめたものです。
目次
楽天証券でBDC銘柄買い付け停止
SBI証券、マネックス証券に引き続き楽天証券でもBDC銘柄(ARCC、MAINなど)の取引が停止されます。
停止理由については記載がありませんでしたが、おそらく金融庁への届け出を出していなかったと思われます。
内容は以下の通りです。
2021年12月3日(金)より、以下に記載の当社取扱い米国株式10銘柄について、諸般の事情により新規買い注文の受付を停止します。
それに伴い、12月3日(金)時点で受注している対象10銘柄の買い注文(期間指定注文を含む)は、同日午前中を目途にすべて失効します。
なお、対象銘柄を保有されているお客様については、12月3日(金)以降も売り注文は引き続きご注文いただけます。
対象銘柄
ティッカー | 銘柄 |
ARCC | エイリス・キャピタル |
BBDC | ベアリングスBDC |
CGBD | TCG BDC |
HTGC | ハーキュリーズ・キャピタル |
MAIN | メイン・ストリート・キャピタル |
NEWT | ニューテック・ビジネス・サービシズ |
NMFC | ニュー・マウンテン・ファイナンス |
ORCC | オウル・ロックキャピタル |
PSEC | プロスペクト・キャピタル |
SSSS | スロ・キャピタル |
いつから?
2021年12月3日(金)より新規買い注文の受付が停止されます。
売り注文は引き続き受付は可能です。
現在保有している株はどうなる?
保有しているBDC銘柄に関しては、引き続き保有し続けられます。買い付けのみができなくなります。
投資できるネット証券はあるのか?
LINE証券でしたらARCCとMAINに関しては買付可能です。
ですが、こちらもいつか買付停止になるかもしれませんので注意が必要です。
次の投資先候補
BDC銘柄は、ほとんどの銘柄が8~13%ほどの配当利回りを誇る超高配当銘柄です。
高い配当利回りの銘柄に投資している方にとっては悲しいお知らせだと思いますが、BDC銘柄の配当利回りに匹敵する銘柄・ETFについていくつか候補をご紹介します。
MO:アルトリア・グループ
アルトリア・グループは、世界最大のタバコ製品(マルボロなど)の製造・販売メーカーであるアメリカの企業です。
S&P500の採用銘柄でもあり、配当利回り6.5~8%と個別株の中では高配当株で、増配傾向にあります。
BTI:ブリティッシュ・アメリカンタバコ
ブリティッシュ・アメリカンタバコは、タバコ製品(ケント、ラッキーストライクなど)の製造・販売を行っているイギリスのロンドンに本社を置く企業になります。
直近の配当利回りは、8.5%とかなりの高配当銘柄になります。
XYLD:グローバルX S&P 500・カバード・コールETF
S&P 500指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却し、カバードコールド戦略で利益を生み出していくETFになります。
- カバードコール戦略:原資産(株式など)を保有しつつ、コールオプションを売る戦略です。保有する原資産について、権利行使価格以上の値上がり益を放棄する対価としてオプションプレミアムを受け取ります。
- コールオプション:株などの資産を決められた期日に、決められた価格で買う(もしくは売る)権利そのものを取引する方法。
XYLDの特徴として、毎月分配型の配当利回り8~9%の高配当となります。キャピタルゲインは望みずらいですが、毎月高いインカムゲインを得ることができる銘柄です。
ティッカー | XYLD |
運用会社 | Global X ETFs |
経費率 | 0.6% |
配当利回り | 8~9% |
配当月 | 毎月 |
設定日 | 2013年6月21日 |
純資産額 | 152億円(2022.3現在) |
QYLD:グローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF
ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却し、カバードコールド戦略で利益を生み出していくETFになります。
- カバードコール戦略:原資産(株式など)を保有しつつ、コールオプションを売る戦略です。保有する原資産について、権利行使価格以上の値上がり益を放棄する対価としてオプションプレミアムを受け取ります。
- コールオプション:株などの資産を決められた期日に、決められた価格で買う(もしくは売る)権利そのものを取引する方法。
QYLDの特徴として、毎月分配型の配当利回り11~13%の高配当となります。キャピタルゲインは望みずらいですが、毎月高いインカムゲインを得ることができる銘柄です。
ティッカー | QYLD |
運用会社 | Global X ETFs |
経費率 | 0.6% |
配当利回り | 11~13% |
配当月 | 毎月 |
設定日 | 2013年12月11日 |
純資産額 | 836億円(2022.3現在) |
以上が、楽天証券で米国BDC銘柄の買付停止についてでした。今後より高いインカムゲインを狙いたいと思っている方は、個人的にはQYLDをおすすめします。
参考になりましたら幸いです。