8月4日、BDC銘柄であるニューテック・ビジネス・サービシズ(NEWT)が1日にして約27%株価が下落しました。

その原因は、NEWTがBDCから銀行持株会社に移行することを表明したためです。
ニューヨークシティ銀行を買収
NEWTは、ニューヨークシティ銀行(National Bank of New York City)を2000万ドルで買収することに合意しました。
これはNEWTがBDCから銀行持株会社へ大きなビジネスモデルの転換になります。
CEOのBarry Sloane氏は「NEWTは、この買収と銀行持株会社への転換には、リスクを大幅に削減し、株主価値を高め、現在の構造では不可能な方法で将来ビジネス顧客にサービスを提供するための柔軟性を高める可能性があると考えています」と声明しています。
ニューヨークシティ銀行
ニューヨークシティ銀行は、1億4900万ドルの高額預金と1億7500万ドルのローンを含む約2億400万ドルの資産があり、その体部分が商業用不動産になります。
合併後の会社全体の総資産は11億ドルを超えることになり、買収は約6~12ヶ月で完了する予定とのこと。
2021年の年間配当金は1株3.00~3.30ドル
今年度の配当は3.00~3.30ドルであると減配はなかったです。
しかし、BDCから銀行持株会社に移行してしまった場合、BDCの利益の90%を配当として支払う義務がなくなってしまうため今後減配するリスクがあります。
減配懸念から狼狽売りにはしり、株価が30%下落したと思われます。
NEWTの概要について知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

以上が、NEWTがBDCから銀行持株会社に移行についてでした。ご参考になりましたら幸いです。
Have a nice saving!